☆☆悪徳商法はキャンセル料狙い?

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「7万円で決着ついたよ。」

同級生が切り出しました。

その友人のお母さん、といっても70代後半のおばあちゃんが、最近、悪徳商法の被害にあったのです。

半月ほど前のある日、家族全員が出かけ、そのおばあちゃん一人で留守番をしていました。
普段しっかりしているおばあちゃんです。

天気がいいので家の周りを掃除していた時、スーツをきれいに着こなした、スラッとしたイケメンの若者が通りかかりました。

「おばあちゃん。精が出るね。家の人は掃除してくれんの?」

「みんなで出かけとるから、私が一人で掃除しょ?るんよ。」

「おじいちゃんはどうしとってんね。」

「主人はもう5年も前に死んだんヨ。」

「それは申し訳ないことを聞いてしまったね。お詫びに仏壇に線香をあげさせて貰っていいかな?」

そのおばあちゃんは、いまどきなんて殊勝な若者だろうと仏間に上げ、お茶まで用意しました。

世間話になり、若者は赤ちゃんを抱いた若いお母さんが写った携帯の待ち受け画面を見せます。

「この子が僕の娘だけど、かわいくて、大きくなっても絶対に嫁には出したくないんです。」

「うちの孫娘も、そう言いながら結局みんな嫁に出てしまって、大きゅ?なったらそういうわ
けにはいかんのヨ。ところで、あんたは何の仕事をしょ?てんネ。」

すっかり打ち解けたおばあちゃんが聞くと

「ここらのお店には置いてない、ちょっといい寝具をみんなに見てもらう仕事をしてるけど、おばあちゃんも、買わなくていいから、見るだけ見てくれませんか。」

「見るだけじゃったらええヨ。」

若者が、表に向かって合図すると、ムートンシーツ、羽毛布団、他の品々を抱えた別の男が入ってきます。

色々、訳のわからないまま、説明をして
「これだけ全部だと百万円以上するけど、今だけのキャンペーンでおばあちゃんなら、月々一万円の60回払いでいいヨ。」

と、半ば強引に契約書に判を押させます。

「どこにしまうの。押入れに入れておいてあげるから。」

と、押入れに商品をしまってしまいます。

家族が帰ってきても、留守中そんな事があったとは、つゆしらず、にぎやかな会話でおばあちゃんもすっかり忘れてしまっています。

半月ほどして、最初の請求書が郵送されてきてから、家族が大騒ぎ。

もう、クーリングオフは出来ません。

警察や県生活相談センターなどに相談して、強硬に会社と交渉して、やっとキャンセルできたその決着の解約料が7万円ということです。

全て返品して、7万円払うのです。

いい商売と思いません。

原価ゼロで7万円の売上。

友人は
「値打ちのないふとんに、60万円払い続けることを思ったら助かったよ。」
と、とても喜んでいます。

まじめな商売を、むなしく感じるこの様な事例を何度見たことでしょう。

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このページは、smileが2004年3月 2日 21:47に書いたブログ記事です。

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