『戌亥の借金、辰巳で・・・』

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大先輩の実業家の多くが、異口同音に言われる古い格言。

軽四車の約半分のシェアーが有るといわれるスズキのディーラーで、販売台数日本一を継続し続けるS社が私の店の近くにあります。

私も昵懇の社長の佐々木氏は、戦後小さなオートバイ店から今や全国指折りのカーディーラを築き上げた敏腕実業家です。

この大先輩の佐々木氏が十数年前、自らの半生の体験に併せてご自身の知人達(例えば、全国有数の運送会社・福山通運の創業者渋谷さんとか、紳士服売上日本一といわれる「洋服の青山」の創業者青山五郎さんなど)の体験を、近代日本の歴史と景気循環を重ね合わせて執筆・出版され、全国的にも当時多大な反響を呼んだ、『経営羅針盤』の中の主要なテーマが、実は冒頭の格言なのです。

社会の景気変動の波を的確に表す言葉
『戌亥の借金、辰巳で返せ。』

つまり、先人達の体に染みついた景気循環の波は、十二支の戌年を起点に景気回復が始まって、辰巳で頂点となっているのだそうです。

この格言通りに設備投資と返済を繰り返し、事業規模をドンドン拡大していった典型的な例が、先に挙げた経営者達なのだそうです。

昨年末に始まった、株価の回復がこれからの広範囲な景気回復の先行指標である事を切に祈っています。

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このページは、smileが2006年1月 2日 17:06に書いたブログ記事です。

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