羽毛布団偽表示の氾濫?警戒情報

警戒情報:ネオアイダーなる偽アイダー羽毛布団が氾濫

私のお店の地元・広島では、気象庁からの発表は未だですが、やっと
梅雨の様相を呈し、うっとうしい雨が降り続いています。

植木への水やりからしばらくは解放されそう・・・。


■ 安眠プラザ・公式サイトは https://www.anmin-ne.com
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■西川リビング(株)全国販売店総会開催■

四月の山甚ジンペット全国チェーン店総会に引き続き、やはり年一度
の、西川リビング全国販売店総会に参加してきました。

今年、大きな話題となったのが、悪徳訪問販売業者や、催眠商法によ
るお年寄りの高額布団押しつけ販売被害防止策として、クレジット業
者への政府の締め付けが厳しくなり、該当する業者の売り上げが激減
しているとのことでした。

この事自体はいい傾向ですが、収入が年金のみという方のクレジット
購入が難しくなっているとの事。何でもそうですが、一つの規制が直
ちに行き過ぎに繋がってしまう。難しい問題ですね。

■ネオアイダーなる偽羽毛布団の氾濫■

厳寒の北極圏に生息し、例えようもない抜群の暖かい羽毛を持つアイダー
鳥は保護鳥に指定されています。

アイスランドにおいては、メス鳥が巣作りに使用した羽毛を巣から取っ
てきて、精製し羽毛中綿原料に使用するため、アイダー羽毛布団の価格
は、今やシングル一枚百万円を下りません。

かつては、ワシントン条約の規制を受けないシベリアの草原で、捕獲し、
人工飼育したアイダー鳥から手摘み採取した羽毛を、アイスランドアイ
ダー羽毛と区別するため、ネオ・アイダー羽毛布団と名付けて、山甚が
比較的にお買い求め安い価格で販売し、どんなグース羽毛布団より比較
にならない暖かさと柔らかさで、大好評でしたが、数年以上前、飼育に
失敗し、いまアイダー鳥の羽毛は、アイスランドアイダー羽毛しか無く
なっています。

従って、山甚のネオ・アイダー羽毛布団は姿を消し、当店でも見本的に
と思って確保していた数量まで売り尽くし、いまおそらく全国でも、こ
のネオ・アイダー羽毛布団は皆無の筈。

ところが、いまアイダー羽毛とは似ても似つかぬ『ネオアイダー』なる
羽毛布団が大流行をしていると言うのです。

しかも、それが大型のマザーグースから、十分な成熟させた絡み合いの
あるダウンを手摘み採取したモノならともかく、安物ダウンを特殊な機
械を通して、ダウンボールの外辺を全て枝毛状態にし、ダウン同士が絡
み合うように加工した品を『ネオアイダー羽毛布団』と称して、高額に
販売しているというのです。

勿論、優良メーカーは取り扱うはずが無く、このブログをお読みのあな
たが、被害に遭うわけはないのですが、周囲の無智の人に注意を呼びか
けましょう。

それにしても、技術国日本、何でも出来るのか知りませんが、技術の発
揮の仕方を間違えているのでは・・・・。

【旧ブログの転記】